まず、水道メータの近くにソリューヴ浄水器を取り付けるため穴を掘って水道管を露出させます。写真はコンクリートの場合です。コンクリートの場合は、はつります。 |
|
露出させた水道管を切断し、ソリューヴ浄水器の入側と出側を水道管につなぎます。水道水をそのまま通すバイパス管も作ります。本体との接続金具やバルブ類は指定材料で、ソリューブと水道管の間隔も決まっていますので、どの業者でも均一な仕上がりです。 倒れないように、長さ150mmのT字足と配管バンドで壁に固定します。 写真では、鉄管で組上げていますが、通常は塩ビ管です。 入口側(通常右側)のバルブは逆止弁付バルブです。 7年に一度の水道メーター交換時に水を逆流させないために必要な部材です。 |
|
|
通水し、各部の水漏れがないことを確認後、水道管に保温材を巻きます。寒冷地ではヒーターが必要です。 最初の通水時にお湯を出すと、ガス給湯器が詰まってしまうことがあるので、必ず水を出します。 また工事中に水道管を切断しますが、工事業者から「水を止めます」といわれたら、トイレなどを使わないようにしてください。通水の最初の水がトイレに回り、ストレーナ(ゴミ取り網)が詰まることがあります。 |
*注意事項 この取付けは、水が右から入って左から出る場合の取付けです。これが標準です。 オレンジ色のボールバルブが2個とグレーのボールバルブがありますが、グレーのボールバルブは、逆止弁付ボールバルブです。7年に1回の水道メータ交換時に水が逆流するのを防ぎます。通常は、ボールバルブの蝶ネジを全て縦にします。 近所の水道工事等で赤水のお知らせが来て、ソリューヴのフィルターを保護したい場合などは蝶ネジを全て横にしてバイパスを通します。この時蝶ネジのボールバルブを使用していないと、本体にバルブの取っ手がぶつかり、ソリューヴに行く水を止められなくなります。それで、蝶ネジのボールバルブが標準部材になっています。また、くるくる回すバルブだと、完全に閉まっているかどうかの確認が厄介ですし、完全に閉まらなくなることもあります。 |
マンションの場合、パイプスペース(水道メーターやガスメーターが入っている居室のドアの横の小部屋)の広さがさまざまですので、その場で設計して取り付けます。 | |
取付けスペースがある場合 |
|
左の写真がマンションの取付け例です。
一番上の四角いものがガス給湯器で、その下に入っている銀色の円筒形のものが浄水器ソリューヴです。このように、一升瓶が入る空間があれば、ほぼ取付け可能です。 マンションの場合で、PS(水道メーターやガスメーターが入っているパイプスペース)が狭い場合は、下見をお願いします。 マンションでは、貯水タンクに一旦水を確保し、各世帯へ流れ込むようになっています。貯水タンクの水は、管理会社に任せてあるので、何が入っているのかわかりません。マンションでこそ、浄水器ソリューブを使っていただきたいものです。 |
|
取り付けスペースが狭い場合 |
|
取付け前の状態。
一見広そうに見えますが、バイパスを組むスペースがありません。障害物が多くて空間が狭いのです。 |
|
水道メーターを一旦はずして、その先の直管を1本はずします。ダブルレンチという方法で、関係のない管まで回らないようにします。これをしないと壁の中の管まで回って、壁の中で水漏れが発生します。 |
|
逆止弁付きボールバルブをつけて本体をフレキ管で接続して完成です。この写真のような取付け方はめったにありません。ほとんどのパイプスペースで取付けできますという見本として掲載しています。 |
|
給水管の中 |
|
この写真は、ソリューヴをマンションのパイプスペースに取り付ける際に取り外した給水管の部品です。口径20mmの管ですが、大部分錆でふさがっています。空いているのは、5〜6mm程度です。決して特殊な例ではありません。築10年程度のマンションでは、ほとんどこんな状態です。 |
|
浄水器取付けができない例 |
|
取付けが、ほぼできないマンション・アパートの例です。このように、通路に水道メーターがある場合は、浄水器はほぼ取付けができません。技術的にできないのではなく、大家さんがほとんど許可しないからです。 |
|
*取付け工事が終わったら、台所、洗面所、浴室のお湯と水が浄水されているかどうかオルトトリジン(塩素)試薬・DPD(塩素)試薬で確認します。特に一戸建てでメーターから離れた場所に設置した場合はこの確認が重要です。 |
|
|