水栓一体型浄水器


■特徴

水栓自体に浄水カートリッジが内蔵されたタイプです。浄水器内蔵水栓とも呼ばれます。

近年いくつかの水栓メーカーから販売が始まりました。

蛇口管内蔵タイプと水栓内蔵タイプの2種類あります。

蛇口管内蔵タイプは、蛇口までの管を太くしてそこにカートリッジを内蔵させています。

原水と浄水を、ともにシャワーに切り替えることができます。

水栓根元内蔵タイプは、水栓本体の根元に浄水カートリッジを内蔵させています。

浄水専用なので、通常水栓とは別に水栓を作ることになります。

配管は水用1本なので、温水は使えません。

■ろ材

活性炭、中空糸膜、不織布、セラミック、イオン交換樹脂、珪藻土、等

■使い勝手・性能

カートリッジが小さく、ろ材の量が少ないので、浄水能力は、蛇口直結型と同じくらいです。

<長所>

浄水器の設置スペースをとらない。

<短所>

水栓の交換工事か新たな水栓設置工事が必要。

■ランニングコスト

I社製の一例で計算すると...

本体価格 55,440円

カートリッジ価格 3,675円

1日10リットル使うとして、交換の目安は4ヶ月(1年で3個使用)

1年間のカートリッジ費用は、3,675円×3=11,025円

■コメント

両タイプとも水周りがすっきりします。高価で、資格者による工事も必要なので、新築、改築の際に取り付けられることが多いようです。

<水栓一体型の主な商品>

イナックス「オールインワン浄水栓」、タカギ「みず工房エコ」、TOTO「浄水器内蔵型水栓」、他

 


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