据置型浄水器


■特徴

蛇口の先端や根元に切替コックや分岐水栓をつけ、そこからホースでキッチン(流し)に据え置いた浄水器に水を給水してろ過します。

ろ過した浄水の出口は、商品によって次の2つのタイプがあります。

<1ウェイタイプ>

浄水器本体に浄水用の蛇口があり、そこから浄水が出てくるタイプのもの。ホースが1本のタイプです。本体をシンクのそばに置かなければならないので、邪魔になることもあります。

<2ウェイタイプ>

ホースが2本になっており、浄水器でろ過した浄水をもう一度別のホースで蛇口先端に取り付けた切替コックに送り、そこから浄水を出すタイプのもの。本体をシンクのそばに置く必要がなく、ホースが届く範囲なら自由に置けるという利点があります。

この二つのタイプ以外に分岐部品を水栓の根元に取り付ける分岐水栓タイプがあります。これは、蛇口に切替えコックを取り付けられない場合に用います。切替コックが蛇口の先で邪魔にならないという利点がありますが、分岐部品が1〜2万円で、分岐水栓の取付を業者に依頼する必要があります。水栓分岐タイプにも1ウェイタイプと2ウェイリターンタイプがあります。

■ろ材

活性炭と中空糸膜を組み合わせた浄水器が主流になっています。他に、セラミック、不織布、逆浸透膜イオン交換樹脂等が使われているものもあります。

■使い勝手・性能

<長所>

蛇口直結型浄水器に比べて本体が大きい分、ろ材の量も多い。その分、浄水の能力も高い。

<短所>

浄水器本体が大きいので、置き場所をとる。

蛇口直結型や水栓一体型、ポット型と比べて、本体の価格が高い。

■ランニングコスト

価格は、1〜10万円程度のものが多い。使用されている数で見ると、もっとも多いのがこのタイプです。

N社製の一例で計算すると...

本体価格 63,000円

カートリッジ価格 15,750円 1日20リットル使用したとして交換の目安は1年。

■コメント

このタイプのメーカーは、数多くあり、サイズにも余裕があるので、いろいろなろ材を組み合わせて特色を出しています。取付に際しては、邪魔にならないかどうかを検討することが肝心です。

<据置型の主な商品>

日本ガイシ「C-1」、グッドハーモニー「アクアクオリア」、アクアカルテック「イグアス」、アール・エッチ・エス「ハーレーU」、

エイアイティ「ハイドロピュア」、大倉「ジーウォーター」、キッツマイクロフィルター「ピュアフリー」、グランドデュークス「シーガルフォー」、コーウェイ「ネオス」、ゼンケン「アクアセンチュリー」、マルチピュアジャパン「マルチピュア」、ナリスウィングB&H「セーフティストイーシステム」、ニューメディカ・テック「クリスタル・ヴァレー」、マーフィード「自然の泉」、三菱レイヨン・クリンスイ「クリンスイエミネントU」、メイスイ「ロカス」、OSGコーポレーション「TWINe」、アルソア「コチャママクックスター」、他


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