ポット浄水器


■特徴

ピッチャーのような形をした容器の中にカートリッジがあり、その上に浄水したい水を注いでろ過し、容器の中に浄水を溜めるタイプの浄水器です。ピッチャー型とか回分式浄水器、あるいは、卓上型浄水ポットとも呼ばれています。ガラスやプラスチックの容器の上部にろ材を取り付けた浄水器です。水をろ材の上から注ぐと、浄水が容器の下部に溜まります。

■ろ材

活性炭が主流ですが、他に中空糸膜、セラミック、イオン交換樹脂等が使われています。

なかにはトリハロメタンや溶解性鉛を除去できるものもあります。

■使い勝手・性能

カートリッジが小さく、ろ材の量が少ないので、浄水能力は、蛇口直結型と同じくらいです。

持ち運びできることや、冷蔵庫に収めることができて好評です。

<長所>

手軽であること。

浄水器設置にかかる作業はありません。

<短所>

活性炭で塩素が除去されるので、衛生的に利用しないと細菌が繁殖する恐れがあります。

■ランニングコスト

B社製の一例で計算すると...

本体価格 4,380円

カートリッジ価格 1,580円

1日3リットル使うとして、交換の目安は2ヶ月(1年で6個使用)

1年間のカートリッジ費用は、1,580円×6=9,480円

■コメント

浄水されて容器に溜まっている水は、塩素が除去されていますから、菌が繁殖しやすくなっています。浄水は、冷蔵庫で保管(1〜2日)してください。ポットは使わないときは、乾燥させておくか、冷蔵庫に保管したほうが良いでしょう。また、表示の使用回数を守ることが大切です。

<ポット型の主な商品>

ブリタジャパン「ポット型浄水器」、パナソニック電工「ポット型ミネラル浄水器」、三菱レイヨン・クリンスイ「クリンスイポット型」、東レ「トレビーノ」、他


[戻る] [ソリューヴ浄水器とフィルター・TOPへ]