逆浸透膜浄水器


特徴

逆浸透膜(ぎゃくしんとうまく)は、ろ過膜の一種であり、水を通しイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない膜で、孔の大きさは概ね2ナノメートル以下(ナノメートルは1ミリメートルの百万分の一)です。

現在最も小さいとされるウイルスでも大きさは約20ナノメートルであり、逆浸透膜の孔より確実に一桁は大きいため、逆浸透膜は破損がない限り水から全ての病原菌やウイルスを除去できるものと考えられます。

逆浸透膜浄水器は、逆浸透膜に水に圧力をかけて押し付けしみださせる方式なので、長時間をかけて少しの水しかろ過できないという特徴があります。それで、浄水後の水をタンクに溜めておく構造になっています。


 

ろ材

逆浸透膜、RO膜とも呼ばれています。

浄水器に組み込む場合は、RO膜だけではすぐに詰まってしまうので、他のろ材も併用して使用します。


 

使い勝手・性能

<長所>

ほとんどの水中不純物をろ過する高性能のフィルターであること。

<短所>

必要なミネラル分も除去されてしまうこと。

処理量が少ないこと。(毎分0.1リットル以下)


 

ランニングコスト

本体価格は、5〜25万円程度

消費電力 20W程度


 

コメント

タンク内で溜め水空気中から菌が入り繁殖する心配もあります。最近は、菌対策を施したもの、浄水にミネラルを添加するなど、改良型も出てきています。


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